現在、一頃よりも景気は上向いたとはいえ、まだまだ就職は厳しい状態が続いています。転職をするにしても事務や販売など一般的な仕事は応募も殺到し、パートであってもそう簡単に仕事が決まらないといいます。そのため、いろいろな資格の取得に関心が集まっています。何か資格があれば履歴書に箔がつくだけでなく、自分のアピールポイントにすることができます。また、取る資格によっては独立や開業が可能なこともあり、単に「就職する」以外の道も開けてきます。特に女性の場合、結婚や子育てなどで仕事を辞めることも多いので復職の際にも資格が物を言います。

女性に人気がある資格は簿記やTOEICといった事務系のもの以外にも、看護師や歯科衛生士といった医療系があります。医療系の資格を取得するには時間と手間がかかりますが、その分収入も安定しているので持っていて損はない資格です。他に、元々ファッションや食に関する分野にも関心が高いので、調理や美容関係の資格にも人気があるようです。さらに、近頃ではペットを飼う家庭も多いためペットや動物を扱う仕事に就きたいという女性も多く見られます。

こういった資格には国家資格など公的基準があるものと、民間の団体が定める民間資格があります。どちらもその人が一定基準の技術を身につけていることを証明するものですが、ただ持っていればいいというわけではなく、常に自分の技術を高める努力も必要です。