高齢化社会が進むにつれ、健康や病気予防に対する関心は高くなっています。医療系の資格は国家資格が多く、取得するのに手間はかかりますが、安定性があるのでとても手堅い資格と言えます。
・看護師
看護師は病院で医師の診療の補助を行ったり、入院患者の世話をすることが主な仕事です。仕事自体は大変ですが、女性の仕事としては収入も高く、保健師や助産師へのキャリアアップも可能な他、訪問看護師として独立することもできます。
また、現在看護師不足から売り手市場とも言われており、看護師は転職や就職において非常に有利といえます。
看護師になるには、看護専門学校や看護大学を卒業した上で看護師国家試験に合格する必要がありますが、最近では看護大学で総合的に学んでくる学生が増えています。
・歯科衛生士
歯科衛生士は歯科医院で歯科医の診療の補助をする他、歯石除去などの歯科予防処置や保健指導も行う仕事です。単に雑務を担当する歯科助手とは違い、医療行為を行える歯科衛生士は国家資格にあたります。活躍の場は一般の歯科医院の他、保健所や学校、老人施設などがあり、現在歯科衛生士が不足しているためかなりの売り手市場となっています。
この資格を取るには、国が指定した養成所を卒業し、歯科衛生士国家試験を受験しますが、合格率はおよそ95%以上となっています。
・鍼灸師
昨今の健康ブームを受けて、マッサージや鍼灸といった分野にも注目が集まっています。日本ではマッサージと鍼灸に関しては国家資格として認定されていて、中でも鍼灸はあまり力もいらないので女性でも続けやすい職業です。資格を取れば自宅で開業することもでき、一生食べていく事も可能です。
鍼灸師になるためには、専門学校などで実践的な技術を学び、国家試験に合格しなくてはなりません。勉強の期間は三年で、鍼灸の技術や人の体についての知識を身につけます。鍼灸師は一般の鍼灸院の他、病院や福祉施設で働くこともありこれからますます需要が広がっていくと思われます。